UnityでFPSをつくる その2 [ ステージ作成:壁 ]
今回は壁を作っていきます。
Hierarchyウィンドウの余白で右クリック →「3D Object」→「Plane」を選択 → Wall にリネーム

Groundの座標と重なっている為、SceneビューにWallが見えていません。
青矢印をドラッグしたまま奥に移動させてください。

移動させても何も見えませんね?
前回Groundのサイズを「1000」にしてSceneビューに全体が映るようにズームアウトした為、今回作成したWallのデフォルトサイズ「1」では小さすぎて見えなくなっています。

Wallのサイズを「1000」にしましょう。
HierarchyウィンドウのWallを選択した状態でInspectorウィンドウのTransform Scale XとZを「1000」にしてください。

WallがSceneビューに表示されました。
Ground同様、Wallにも模様を付けていきます。
WallのマテリアルをGroundのマテリアルと区別する為に、前回作成した「pattern」ファイルは「GroundPattern」にリネームしてください。

次にこの「GroundPattern」ファイルを複製します。
「GroundPattern」を選択した状態で「Ctrl + D」を押してください。

「GroundPattern 1」が複製されました。
壁の模様として使うため「GroundPattern 1」を「WallPattern」とリネームしましょう。
壁にはマス目を付けないようにしたいと思います。
「WallPattern」は「GroundPattern」を複製して作った為、各項目の設定を引き継いでいます。
マス目の模様を無くすため、WallPatternのTilling XとYを「1」にしてください。

WallPatternをWallに適用します。
ドラッグ&ドロップでアタッチしてください。

壁を四方に建てるのでWallをあと3つ複製します。
HierarchyウィンドウのWallを選択した状態で「Ctrl + D」を3回押してください。

Wallと同じ座標にWall (1)~(3)が重なっているので四方に散らします。
Wall (1)を選択した状態で赤矢印をドラッグしたままWall (1)の全体が見えるようになるまで奥へ、続いて青矢印をドラッグしたままGroundの横に位置させてください。

手前が広く映るようにズームアウトして、時計回りにWall (2)、Wall (3)を置いていきます。

地面に対して壁を立たせます。
WallのTransform Rotation Xを「90」に変更してください。

数値の変更はテキストボックスに直接入力する方法と、下図のように項目名の上にカーソルを置いてドラッグしたまま左右に動かして変更する方法があります。

Wall (1)のTransform Rotation Zを「-90」
Wall (2)のTransform Rotation Xを「-90」
Wall (3)のTransform Rotation Zを「90」
に変更してください。

Sceneビュー上で赤の矢印がX軸、緑がY軸、青がZ軸に対応しています。
X Y Z = R G B とイメージすれば覚えやすいと思います。
Unityでは左手座標系が採用されているので、左手を図にして移動と回転を説明すると以下のようになります。

地面と壁を接着させます。
SceneビューからWallを選択した状態で「V」キーを押すとマニピュレーターの中央が白い四角に変わります。


「V」キーを押したままマウスカーソルをWallの右下に持っていきます。
そこでドラッグしたまま移動させると、他のオブジェクトの頂点にくっつけることができるので、Groundの端に接着させましょう。

SceneビューでAltキーを押しながらドラッグで移動させるとマニピュレータの中心=オブジェクトの原点(Pivot)の周囲を回転します。
また、Sceneビューでマウスのホイールをドラッグすると視点の平行移動ができます。
ズームイン&アウトと組み合わせて 端と端がちゃんと接着しているか確認しましょう。


同様にWall(1),(2),(3)をGroundに接着させます。

Groundの四方を壁で囲むことが出来ました。
最後に「Ctrl + S」で上書き保存しましょう。
以上で、UnityでFPSをつくる その2 [ ステージ作成:壁 ]を終わります。お疲れさまでした!